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ー旋盤加工の基本・主な種類とその方法について初心者向けに解説ー


 

旋盤加工は、金属やプラスチックなどの材料を削る加工技術の一つで、精密な円筒形部品を製造するのに非常に適しています。

この記事では、旋盤加工の主な種類と方法を、初心者にもわかりやすく解説しています。

加工技術に興味がある方や、実際に旋盤を使ってみたい方に役立つ情報を提供しますので、ぜひお読みください。

 

旋盤加工とは?

旋盤加工は、固定された切削工具を使用して、回転するワーク(加工物)から材料を削り取る加工方法です。このプロセスを通じて、高精度の部品を製造することが可能です。

 

旋盤の主な種類

旋盤には主に以下のような種類があります。

 

普通旋盤(汎用旋盤)

最も一般的な旋盤で、丸物の外径加工や穴あけ加工ができます。主軸台、心押し台、往復台などの基本構造を備えています

 

数値制御旋盤(NC旋盤)

普通旋盤に数値制御装置が組み込まれており、工具の移動や送り速度などをプログラムで自動制御できます。品質のばらつきが少なく、高精度で効率的な加工ができます。

 

正面旋盤

バイトの送り方向が普通旋盤と90度異なり、主に端面加工に適しています

 

立旋盤

主軸が垂直方向に設置されており、長尺物の加工時のたわみを防げます

 

タレット旋盤

複数のバイトを搭載できるタレット(回転式の刃物台)を備え、バイト交換の手間が省けます

 

複合加工旋盤

旋盤とフライス盤の機能を併せ持ち、旋削加工とフライス加工の両方ができる多機能旋盤です

 

精密旋盤/超精密旋盤

高精度な加工(最大で1/1000 mm、1/1000 μm)が可能な旋盤で、光学分野などで使用されます。

 

旋盤加工の方法6選

旋盤には主に以下のような加工方法があります。

 

外径加工

回転している材料の外側に切削工具を当てて削り、外径を加工する方法です。表面の仕上げ加工や形状の荒削りに使われます

 

内径加工

材料に開けた穴の内側を削り広げていく加工方法です。穴の大きさの調整や内面の仕上げに用いられます

 

ねじ切り加工

専用のねじ切り工具を使って、雄ねじや雌ねじを加工する方法です。旋盤ならではの加工法で、フライス盤ではできない雄ねじ加工ができます

 

突切り加工

工具を材料に食い込ませて溝を掘り進め、最終的に材料を切り離す加工方法です

 

穴あけ加工

回転するドリルを材料に押し込んで穴をあける加工方法です

 

テーパー削り

切削工具の刃物台に角度をつけて斜めにスライドしながら削り、テーパー(先細り)形状を作る加工方法です

 

これらの基本的な加工方法を組み合わせることで、さまざまな形状の部品を旋盤で製作することができます。

 

初心者が注意すべきポイント

– 安全に配慮する:旋盤は高速で動作するため、操作中は常に安全ガイドラインを遵守してください。
– 練習を重ねる:一度に完璧を求めず、小さなプロジェクトから始めて徐々に技術を磨いていくことが大切です。

 

まとめ

旋盤加工は初心者にとって挑戦的かもしれません。

しかし基本からしっかりと学び実践することで、多くの技術的な問題をクリアする力を身につけることができます。

基本を身につけることで、高精度の部品も作れるようになるでしょう。

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